ラオスって??

ラオスの情報を定期的にお届けいたします

ランサン・ダイレクト・ファンドの、ランサン(Lan Xang)とは百万の象と言う意味です。

ラオスはかつてランサーン王国と呼ばれていました。ランサーン王国はラオ族のファーグム王が
1353年に統一王国を健国。14世紀~18世紀まで、現在のルアンパバーンを中心栄えました。
本来「ラオ」が国の公式名称なのですが、フランスの植民地であったことから「ラオス」となりました。
古き王国の気高さと誇り、戦いと植民地の歴史を駆け抜けた逞しく美しい国です。
今、ラオスはアジアの中でひときわ輝く宝石のような存在です。

当社メールマガジン「ランサンダイレクトニュース」では、経済情報に限らず幅広いラオスの情報を
定期的にお届けしております。

ここでは、ラオスはどんな国かを御紹介します。


ラオス基本情報

●ラオスはどんな国?

ラオス人民民主共和国、通称ラオスは、東南アジアに位置する内陸国であり、北に中国、西にミャンマー、
東にベトナム、南にカンボジア、タイと国境を接しています。

人口624万人、国土23.7万km2 (日本の約0.63倍)、GDP約56億ドル(約4700億円)という小さな国ですが、
東南アジア最大の河川メコン川による水力発電、銅や金、石炭などの鉱物資源など可能性に富んでいます。
国民のほとんどが仏教徒であり、穏やかな国民性で知られています。
立法府は一院制の国民議会(115議席)。基本的にはラオス人民革命党(共産党)による一党制が敷かれ、
政情は安定しています。

■ 政治

ラオス人民革命党(共産党)による一党制が敷かれています。政府の政策決定は、9人で構成される政治局と、
49人で構成される中央委員会において合議され、党によって最終決定されます。特に重要な政策に関しては、
さらに大臣の会議で審議されています。
ラオス人民革命党書記長が大統領となり、元首となっています。(一院制115議席)

■ 経済

GDP: 55.98億ドル(2009年IMF推定値)
1人当たりGDP878ドル(2009年IMF推定値)
GDP成長率: 7.6%(2009年IMF推定値)
消費者物価上昇率: 7.4%(2008年)
総貿易額 :
(1)輸出 11.02億ドル(2008年10月~2009年9月) 
(2)輸入 10.07億ドル(2008年10月~2009年9月)
主要貿易品目:
(1)輸出 金・鉱物、縫製品、電力、農産物・家畜、木材製品
(2)輸入 工業機械、燃料、車両、工業・縫製業の原材料
主な資源:
金、銅、鉄、鉛、スズ、アンチモン、イオウ、タングステン、ボーキサイト、石炭、マグネシウム、マンガン、サファイア
主な貿易国:
タイ、ベトナム、中国、豪州、韓国、日本他
通貨:ラオス・キープ(LAK、Kipとも言う)
為替レート: 1ドル=約8,030-8067キープ(2011年4月時点)
主な条約:ASEAN加盟(1997)
      ・日ラオス技術協力協定(2003年12月12日発効) 日ラオス投資協定(2008年8月3日発効)
       WTO(今後予定)

■ 産業

 ・ 人口の7割が従事する農業セクターはGDPの29.0%を占めています。農業に代わり急成長しているのが、工業セクターでGDPの26.5%を占めます。観光業、政府機関を含めたサービスセクターは44.5%を占めます。観光業関連には人口の1割が従事しています。
 ・ 輸出は鉱物、電力を中心に12億3000万ドル、輸入は機械、車両、燃料、原材料などで12億5000万ドルとなっています。コメの生産は338万トン、観光客は222万人、観光収入は2億8800万ドル。
 ・ 経済の今後を見通すときに重要なのが、電力、鉱物、中国による公共投資です。
電力はラオス国内での最大電力需要が2010 年の559MW から、2020 年には2,905MW に増加すると見込まれています。この間の平均増加率は18%と、世界的に高い水準にあります。タイやベトナムへの電力輸出の伸びが期待されています。
 ・ 鉱物資源は、2003年以降、中部サワナケット県のセポン鉱山が開発され、銅、金の輸出国としての存在感を大きくしてきました。2008年には鉱物(金をのぞく)の輸出が4億3963万ドルとなり、輸出全体に占める割合は45.9%となりました。金の輸出は8397万ドルで、輸出全体に占める割合は8.8%。鉱物セクターは輸出のけん引役となっています。
 ・ 中国による公共投資は、現在建設中の雲南省とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ高速鉄道が代表的です。ルート長421キロ、総工費70億ドルといわれる巨大プロジェクトから大きな恩恵を受けるとみられています。
 ・ ラオス経済は外資導入と鉱業および観光などの開発を確実に進めながら、脱農業依存、脱貧困国を遂げていくものとみられます。

■ 軍事

兵力:(1)徴兵制  (2)現役総兵力:2.9万人  (3)国防予算:1,220万ドル(2005年)

■ 外交

基本方針
•平和5原則に基づく全方位外交
•特に近隣諸国との友好関係の維持拡大


●ラオス株式市場

ラオスには証券取引所はビエンチャンに一か所のみあります。そのラオス証券取引所は資本の51%
を政府が保有、49%を韓国取引所(韓国の証券取引所)が保有する合弁企業。活動については、
ラオス証券委員会の指導監督を受ける立場にあります。
ラオス証券取引所は2010年10月に正式に設立、翌2011年1月11日より上場株式の取引を開始しました。
現在まで上場企業は電力関連と銀行の2社のみ。2011年以内に5社のIPOが行われるとみられています。

 市場:  ラオス証券取引所(2010年10月10日設立)
 出資者:  ラオス政府51%、韓国取引所49%
 取引時間:  月〜金、午前8時30分から午前11時30分(日本時間−2時間)
 上場企業:  2社(ラオス外商銀行、ラオス電力発電 :2011年4月現在)
 市場時価総額:  8兆5100億キープ(約851億円)
 値幅制限:  前日終値の±5%以内
 株価建値:  キープ(1キープ=約0.01円)
 取引単位:  1株
 上場見込み:  5社(2011年中)



●上場企業のプロフィール

◇ラオス外商銀行(BCEL)

株価8400キープ(2011年4月19日終値)
ラオス外商銀行はラオス独立年の1975年の設立。1976年から1989年までは、外国為替業務を一手に
手がける唯一の機関として、中央銀行の一部でした。1989年、新銀行法のもと完全に民営化。業務の幅を、
外国為替などの本来業務に加え、国内事業者や個人を相手とした融資等へと広げてきました。現在の
業務内容は、預金、融資、信用状業務、国内および国際決済、ATMカードの発行管理、クレジットカードの
発行管理 などとなっています。国内支店の数は18、営業所が20ヶ所、外貨両替所が10ヶ所あります。
また海外のコルレス銀行も100以上と提携しています。

◇ラオス電力発電(EDL-GEN)

株価6,700(2011年4月19日終値)
ラオスの電力公社が株式市場へ上場するにあたり、発電部門と送電部門とに分社化され。その発電部門
が独立した企業です。事業内容は水力発電および売電。ラオスでは電力自由化が進んでおり、独立発電会社
は多数ありますが、同社はこれら独立発電会社にも出資を行っています。タイの電力大手ラチャブリ電力は
同社に9%出資しています。
ラオスは90年代後半から「東南アジアのバッテリー」と形容されてきました。豊富な水量を誇るメコン河が、
山間部を南北に流れる地形は、ラオスに比類なき水力発電のチャンスを与えています。
電力は鉱業とともに、今後も大きな成長が見込まれる分野です。