ラオス投資の魅力 

 
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チャイナリスク回避地として成長著しい
インドシナ半島「メコン経済圏」

 BRICsの一翼として「世界の工場」となり高成長を続ける中国。しかしながら、尖閣諸島問題に代表される「チャイナリスク」の顕在化は、中国を生産拠点とする企業にとっては大きな足かせとなっております。また、中国国内の人件費の高騰も伴い、現在、各企業は生産拠点の分散化を図っております。

 そこで今、中国の代替地として注目を集めているのが、インドシナ半島のメコン川流域周辺地域である「メコン経済圏」です。タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーから構成されるメコン経済圏は、総人口2億3000万人、域内GDP約4000億ドル(約32兆円)を擁し、大きなポテンシャルを持つ地域です。このメコン経済圏を中心に、世界のモノづくりの潮流に大きな変動が起きています。

メコン経済圏各国の中でも、ラオスは投資対象としてとりわけ注目すべきポテンシャルを秘めております。  


ラオスの2011年GDP予測成長率は域内最高
なのに人件費は低水準

 ラオスは2011年GDP予測成長率において域内で最も高い数値を誇り、かつ、人件費は2番目に低い水準となっております。

国  人口
(万人) 
2011年GDP
成長率予測 
 最低賃金
(ドル)
日系企業
進出数 
タイ 6300 4.5% 230
(バンコク)
1319
ベトナム 8600 7.0% 104
(ハノイ)
1047
ラオス 640 7.5% 41.2
(ビエンチャン)
31
カンボジア 1340 6.0% 61
(プノンペン)
50
ミャンマー 5900 5.3% 22.8
(ヤンゴン)
51
中国 13億3400 9.1% 227.4
(広州市)
2万5796
※「2011年GDP成長率予測」はアジア開発銀行調べ
※日系企業進出数は中国を除き日本人商工会議所加盟ベース
日経ビジネス2010年11月22日号より抜粋


 このように、経済成長において先行したタイやベトナムはすでに人件費が高騰、ラオス、カンボジア、ミャンマーへの製造拠点の移転も徐々に進んでいます。特にラオスの場合、公用語であるラーオ語はタイ語と同一言語の地域変種の関係にあり、ラオス人の多くはほぼ完ぺきにタイ語を理解できます。そのため、メコン経済圏内でいち早く高度成長を成し遂げた隣国タイからの経済活動流入の本格化の兆候が見られます。タイでは、2008年11月に反政府勢力による新バンコク国際空港占拠事件が発生し、流通経路遮断のリスクが取りざたされました。これに伴い、リスク分散措置としての周辺国への拠点分散化も進んでいます。


ラオスはメコン経済圏・インドシナ半島の中心に位置!
中国・インドを睨む

 ラオスインドシナ半島のちょうど中央に位置します。

 タイ、カンボジア、ベトナム、ミャンマーおよび中国の5カ国と国境を接し、陸運物流の主要拠点の一つです。またラオスは平和5原則に基づく全方位外交により、インドシナ半島の他の各国すべてと穏やかな関係を構築しています。これにより、各国との経済的な結びつきは今後もより一層活発化していくものと見られます。平成18年9月に外務省が策定した「対ラオス国別援助計画」には、ラオスの経済成長モデルについて「ラオスはメコン河流域5カ国及び中国雲南省を併せた2.5 億人の人口を要する巨大市場の中心部に位置する「陸の橋」として、今後域内運輸・流通の拠点となる可能性がある。」と記されています。

 メコン経済圏自体、成長著しい中国へ向けた一大生産拠点となる可能性を秘めているだけでなく、インドの生産拠点となる可能性も有しております。ラオスを通る流通経路の「東西経済回廊」はミャンマー側のインフラを整備することにより、メコン経済圏各地からミャンマー経由による船貿易を展開することも可能になります。ミャンマーのダーウェー港からインドの工業都市チェンナイへは船便を4日で運行可能であり、東西経済回廊の整備への期待が高まっています。仮にこれが実現した場合は、一大マーケットであるインド市場への物流経路となり、ラオスをヘソとしたメコン経済圏が中国とインド両方の生産拠点となることすら想定できます。 


豊富な天然資源発電事業
経済成長を後押し!

 ラオスは銅やレアアース等の豊富な鉱物資源を有しており、潤沢な水資源を生かした水力発電も盛んです。

 この様な天然資源がラオスの成長を後押ししています。金や銀を採掘する「セポンプロジェクト」により中部サバナケット県のセポン鉱山が開発され、金と銅の生産が拡大して輸出が伸び、08年10月〜09年9月で約5800万ドル(約49億円)の黒字と貿易収支が一気に改善されました。(2010年12月1日付SankeiBizオンラインより抜粋)そのほかにも欧米や中国を中心に開発認可済みの資源プロジェクトが160件あるといわれています。

 ラオスは90年代後半から「東南アジアのバッテリー」と形容されてきました。豊富な水量を誇るメコン河が山間部を南北に流れるラオスの地形は水力発電に最適な地形です。

 ラオス政府が2011年〜2015年の5カ年計画で策定した国家輸出戦略によると、輸出の重点分野として(1)電力(2)観光(3)有機農産物(4)鉱物(5)縫製衣料品(6)絹・綿製品(7)木製品(8)薬草類(9)伝統的民芸品−を掲げています。(SankeiBizオンラインより抜粋)また、食料自給率の目安となるラオスの穀物自給率(2007)は122パーセントであり、農産物の輸出も盛んであることがうかがえます(農林水産省HP参照)。資源や電力だけでなく農産物の輸出もラオスの経済成長を支えています。


「最貧国」なのに高成長? 
割安感のあるラオス市場

 ラオスは共産党の独裁体制下にあります。また、ラオスの2007~2008年度の1人当たり平均収入は835ドルであり国連の定義に照らし合わせると最貧国に分類されます。しかしながら一方で、ラオス政府は資本市場整備・解放に積極的であり、経済は順調な成長を遂げています。

 

   ラオスは1997年にASEANに加盟し、ASEAN自由貿易地域(AFTA)の枠組みに従い関税の引き下げを行っています。2003年には憲法改正を行い、工業化・近代化を促進しによる経済発展の目標、外国投資の奨励と保護、知的財産権の保護を定めました。

 2006年3月のラオス人民革命党第8回党大会では、5カ年計画の方針として「わが党は、国家行政を市場経済メカニズムに適合させ、国際社会との結びつきを高めるために、わが国の実情に適合した形で、徐々に法治国家の建設を進める」ことを明記しました。現在政府はWTOの加盟を目指して改革に取り組んでいます。

 また、ラオスは国連の分類では最貧国に属するものの、近年のラオス経済全体は好調です。そもそもラオスは自給自足的生活が定着しており、国内の穀物自給率は122%です。一人当たりの平均収入が低くとも国民生活自体は比較的安定しているといえます。直近10年間の実質GDP成長率(年率平均)は7.8%であり、ASEAN諸国の中ではカンボジア(9.2%)に次ぐ2番目の高さです。

 この様な事情により、ラオスではタイやカンボジアのような株式市場や賃金相場の高騰はまだ起きていません

 現在ラオス証券取引所に上場されている2銘柄のラオス外商銀行(BCEL)とラオス電力発電(EDL−GEN)の株価は非常に割安な水準で推移しています(2011年5月現在)。


高齢化問題がなく
労働人口の増加が見込まれる
ラオスの人口分布

 少子高齢化に悩む先進国格好とは対照的に、ラオスでは若年層の方が層の厚いピラミッド型の人口分布となっております。

 

 今後は労働人口の右肩上がりの増加が見込まれます。労働人口の増加に伴った加速度的な経済成長の可能性もあります。


新設されたラオス証券取引所は
韓国資本!

 2011年1月に取引を開始したラオス証券取引所は、ラオス政府と韓国取引所の合弁で設立されました(出資比率はラオス政府が51%、韓国取引所が49%)。

 韓国取引所から職員が派遣され、同取引所の支援のもとで取引制度が整備されました。韓国取引所はラオスを拠点にASEANへの進出を図る構えです。

参考資料
日経ビジネス2010年11月22日号
ラオスを知るための60章(明石書店) 




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